楽園聖杯戦争についての報告書
これは2020年に発生した聖杯戦争であり、今なおその聖杯の動きは停止していない。
都内某所の遊園地内でアトラクションを隠れ蓑にしていた実験施設で仮想空間に送られた魔術師、また魔術敵性があった一般人による聖杯戦争が行われていた。
仮想空間内で死亡した肉体をばらしては魔力の備蓄にしたりとやりたい放題していた。
そもそも作られたその仮想空間はとある男の妻子が穏やかに生活しているはずの空間だったがそれを乗っ取り聖杯戦争、ひいては大きな魔力の釜である聖杯を「分解/解明」して更なる上位存在を生み出そうと考えていた。
何度も人を変え行われた聖杯戦争のうちの一つがついに暴走、中にいた「イヴという英霊データを埋め込まれた女」が外界へ干渉を行い、便宜上イヴと呼ばれる女は現在も行方が分からず、データ内でも存在が確認できなくなっている。
また、一連の聖杯戦争の中で櫟という男は脳内の微弱な電流を利用し仮想空間への精神ダイブ技術を提供し、その仮想空間の中で娘と「妻」を探していたがイヴによる強制ログアウトにより脳が破壊されてしまっている。
近年魔術師の中で「白い髪の女が来た」という報告が多数されている。それは娘を連れているのだという。魔術師を襲うそれは「更新データ」により力を増したのだという。更新が行われるはずのないデータの内容の把握、また、異常が起こっていると思われる遊園地への調査を依頼する。
楽園聖杯戦争のざっくりとした解説
監督役 櫟 壱岐(いちい いき)
ルーラー イヴ パンドラ
ただ家族で幸せに暮らしたかった、ただそれだけの趣味範囲で作ったものが利用された結果である。
この先このデータが更新されることはなく、これ以上のアップデートは起こらない。
備考 「パンドラ」のサーヴァントデータは破損しており本来ならば宝具を撃つことができない。