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​平坂聖杯戦争についての報告書

平坂聖杯戦争についての報告書

これは2017年、2018年に発生した聖杯戦争であり、今なおその聖杯の動きは停止していない。
平坂において、この短期間で二度も聖杯戦争が起こっている。

一回目はマスター死亡という形で一人、聖杯を手にしたサーヴァントが願いを叶えた。その結果2018年の聖杯戦争が引き起こされたのだった。

後、平坂明正の元に現れたルーラーと後日召喚された七騎のサーヴァントにより聖杯戦争が行われたが、聖杯の中にすべてのマスター、及びサーヴァントが取り込まれ、聖杯がもたらした結界の中で「永遠に終わらない聖杯戦争」に平坂全体が組み込まれていった。
その中から這い出たものも居たが、皆が一様に「聖杯戦争に勝利した」と口にしていたという。その者たちは「聖杯戦争の輪の外にある本当の平坂」にて生活をしたり、別の町へ移ったりしている。
因果から外れた離れ小島となったはずの聖杯戦争の輪から再度縁が延び現実に干渉を始めたため、一同には調査を依頼したい。

平坂聖杯戦争のざっくりとした解説

監督役 平坂明正(ひらさかあきまさ)
ルーラー 時により変化がある 記録に残されているのは以下の通り
マタイ アンジェラ・メリチ ユダ ルカ

一回目の聖杯戦争の勝利者である平坂龍臣(ひらさかたつおみ)は聖杯を手にする前に死亡した

そのサーヴァントであったライダーのコルテスが願ったのは「聖杯戦争のやり直し」「マスターの生」であった。
しかし聖杯は不完全なものでありその願いは「聖杯戦争を繰り返す平坂」を生み出した。
龍臣の命もまだ失われていない、が、肉体は生きながら腐っていく。
龍臣は「死んではいない」という固定を受け、繰り返しの中で何度も死ねないまま激痛に耐えその真相を誰かに伝えようとしていた。――誰かに届くことは未だないが。
聖杯戦争に勝利すればその輪から外れ当たり前の明日が来る世界の物語。

備考 平坂龍臣は平坂家の次男であり、長男は小学生の時点で死亡、その母親も後を追うように亡くなっている。
龍臣は平坂の破壊を望み、明正の持っていた聖遺物を奪って逃走、それによって聖杯戦争に参加した。
平坂の聖杯は平坂家家の地下室にあり、厳重に管理されている。

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